浄水器の仕組みと上手に使う4つのヒント!どうやってキレイにしてる?

浄水器の仕組みと上手に使う4つのヒント!どうやってキレイにしてる?

浄水器って気軽に使えて便利だけど、どこまでキレイにしてくれてるの?

こう疑問に思ったことはありませんか?

確かにコストや手間が最小限で、気兼ねなく使える浄水器。

でもその仕組みはよくわからず、「浄水器」という名前だけで安心して使っている人は多いかもしれません。

実は、一口に浄水器と言ってもさまざまな種類があり、その種類によって水をどれだけ「キレイ」にできるかが異なります。

また、日々の使い方によってはきちんと浄水されずに、ただの汚水を口にしている場合もあるかもしれません。

それを知らずに何気なく選び、何気なく使っていたら、最大限のメリットを得ることはできないのです。

そこで今回は、浄水器に関する以下の疑問について、わかりやすく答えていきます。

  1. 浄水器の仕組みは?本当に必要?
  2. 浄水器の種類は?
  3. 最適なものを選ぶにはどうすればいいの?
  4. 浄水器を上手に活用していくためにすべきことは?

水は毎日たくさん摂り入れる、必要不可欠なものです。

だからこそ、正しい知識で浄水器を利用しましょう。

もくじ

浄水器ってどんな仕組み?

浄水器の仕組みは、とてもシンプルです。水道水をフィルター(ろ材)に通して、水道水に含まれる不純物や有害物質を排除するというものとなります。

浄水器って必要?使用しない場合の水道水は清潔?

「不純物」「有害物質」と聞くと、何だか水道水が汚染されている汚い水のように思えてしまいますよね。でも、安心してください。

日本の水道水は比較的安全で、もちろんそのまま飲んでも大丈夫です。

ただし知っておきたいのが、水道水が家庭の蛇口に届くまでの環境に不安があるということとなります。

浄水器の効果とは?本当に付けるべき?デメリットも紹介!浄水器の効果とは?本当に付けるべき?デメリットも紹介!

水道水の蛇口に届くまでの環境と仕組み

たとえば水道水は、水道管を通って運ばれますが、通常の水道管は経年劣化で錆びていきます。

錆びている水道管を通った水は、蛇口までの間に自然とサビを含んでしまうのです。

また、マンション住まいの場合は、水を貯めておく貯水タンクがあり、そこから各戸の水道に水が運ばれる仕組みになっています。

その貯水タンク……衛生面は大丈夫でしょうか?

清潔だと信じたいですが、きちんと点検や清掃がされずに汚れが溜まっているケースは珍しくありません。

浄水場にも有害物質?

もっと根本的な部分でいえば、川やダムから取り込んだ水を浄化させる浄水場にも有害物質があります。

それは、殺菌消毒のために使用される「塩素」です。

もちろん、飲める水に浄化するために、一定量の塩素が含まれることは仕方ありません。

でも、塩素の濃度が高いと水が美味しくなくなるばかりか、肌トラブルを引き起こすなど、身体に悪影響をもたらすこともあるのです。

こんな風に、水道水が家庭に届くまでには不安要素がたくさんあります。

浄水器があれば、内臓されているフィルターが汚れや有害物質を取り除き、安全で美味しい水に浄化してくれるのです。

種類別!浄水器フィルターの役割とろ過の仕組み

種類別!浄水器フィルターの役割とろ過の仕組み

フィルターを通すことで水がキレイになる…

となると、フィルターはどんな仕組みになっているのか気になるのではないでしょうか。

フィルターは、異なるタイプを組み合わせて層になっている形状が一般的となっています。

浄水器に使われている主なフィルターは、以下の3種類です。

  1. 活性炭フィルター
  2. 中空糸膜フィルター
  3. 逆浸透膜(RO膜)フィルター

それぞれがどんな役割を持ち、そしてどうやって水をろ過しているのか、具体的に見ていきましょう。

①活性炭フィルター|浄水器フィルターの種類

その名の通り「活性炭」を用いた「ろ材」で、フィルターの種類の中で最も多く使われています。

ろ過の仕組み

活性炭とは、木炭や竹炭などの炭素材を高温で加熱処理(活性化)させたものをいいます。

もともと炭には、細かい穴がたくさんあり、穴に入り込んだものを逃さずに閉じ込める働きを持っています。

その炭を活性化させることで、穴がさらに細かくなり、水に含まれる不純物を吸着する効果がアップするのです。

取り除くことができるもの

  • カビ臭やカルキ臭などの気になるにおい
  • 残留塩素である次亜塩素酸
  • トリハロメタンなどの化合物

などが挙げられます。

特にトリハロメタンは「発がん性物質」と指摘されることが多いため、除去できる活性炭フィルターは、浄水器に欠かせない存在と言えます。

②中空糸膜フィルター|浄水器フィルターの種類

中空糸膜とは、中空糸というマカロニ状の繊維に「分離膜」の働きをプラスしたろ材です。

ろ過の仕組み

中空糸膜にはミクロン単位の穴が無数にあいていて、その穴は活性炭の穴よりも小さなサイズです。

水が穴を通って中空部に流れ込む段階で、粒子状の不純物を取り除くことができます。

取り除くことができるもの

  • 濁りの原因となる細かいサビやカビ
  • 大腸菌などの細菌や雑菌

などが挙げられます。

③逆浸透膜(RO膜)フィルター|浄水器フィルターの種類

逆浸透膜は、水のみ透過できる特殊なつくりの膜です。

このフィルターは、スーパーなどに設置されている水販売機で多く使われています。

ろ過の仕組み

膜には0.5~2ナノメートルくらいの極々小さな穴が開いていて、圧力をかけて水を膜に透過させることで不純物をろ過する仕組みです。

活性炭や中空糸膜に比べて除去性能は高いですが、穴が小さいためろ過には時間がかかります

取り除くことができるもの

  • 細菌や病原菌、ウイルス
  • トリハロメタンなどの化合物
  • 農薬やヒ素

などが挙げられます。

ちなみに、逆浸透膜は水分子以外はすべて「ろ過」できるため、ミネラルも除去されてしまいます。

浄水器本体の種類もいろいろ

浄水器本体の種類もいろいろ

浄水器の性能は、使われているフィルターの種類だけで決まるわけではありません。

本体の種類もさまざまで、種類によって性能が異なります。

ここでは、家庭用に普及している代表的なタイプを5つピックアップしました。

  1. 蛇口直結型
  2. 据え置き型
  3. アンダーシンク型(ビルトイン型)
  4. 水栓一体型
  5. ポット型

浄水器本体の種類によって大きさや構造、使い勝手も違います。

どんな特徴があるのか、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

浄水器の種類①:蛇口直結型

蛇口先端に直接取り付けるタイプとなります。

家庭用浄水器というとこのタイプをイメージする人が多いでしょう。

蛇口から出る水すべてを浄化できます。

蛇口直結型浄水器のおすすめは?コスパと機能で徹底比較蛇口直結型浄水器のおすすめは?コスパと機能で徹底比較

メリット

  • 取り付けが簡単ですぐに使える
  • コンパクトな大きさで邪魔にならない
  • お手頃価格で気軽に購入できる(相場:数千円~20,000円

デメリット

  • カートリッジの寿命が短め(2~4ヵ月程度
  • 原水/浄水の切り替えができない

浄水器の種類②:据え置き型

浄水器本体をシンクの上に置くタイプ。

蛇口と本体とをホースで繋ぎ、本体の中のフィルターで水をろ過する仕組みです。原水/ 浄水の切り替えができます。

メリット

  • ろ過能力が高い
  • 整水機能付きタイプが多く、高品質の水を作れる
  • カートリッジの寿命が「蛇口直結型」よりも長い(半年~1年程度

デメリット

  • 本体価格が高い(相場:20,000円~100,000円
  • シンク上に置き場所が必要

浄水器の種類③:アンダーシンク型(ビルトイン型)

浄水器本体をシンク下に埋め込むタイプ。

元々の水栓に取り付けて原水/浄水の切り替えができるものと、新たに浄水専用の水栓を取り付けるタイプの2種類があります。

メリット

  • ろ過能力が高い
  • シンク下に隠せて邪魔にならない
  • カートリッジの寿命が長い(1年程度

デメリット

  • 価格が高い(相場:80,000円~200,000円
  • シンク下の環境によっては取り付けることができない

浄水器の種類④:水栓一体型

水栓と浄水器が一体化されているタイプ。

ヘッドに浄水カートリッジが内臓されていて、原水/浄水の切り替えができます。

メリット

  • デザイン性が高い
  • 蛇口直結型のような出っ張りがなく、シンク内がスッキリ見える
  • 伸びるシャワーヘッドが付いているタイプが多く、シンクをお掃除しやすい

デメリット

  • 価格が高め(相場:本体20,000円~70,000円+工事費用
  • カートリッジの寿命が短め(2~4ヵ月程度

浄水器の種類⑤:ポット型

ポットのような形で持ち運びが可能なタイプ。

フタを外して水道水を注ぎ入れると、内部のフィルターでろ過されて浄水ができる仕組みになっています。

メリット

  • 浄水器の中で最もリーズナブル(相場:1,000円~5,000円
  • 注ぎ口が付いていて、そのままコップに注げて便利
  • 本体に入れたまま冷蔵庫で保管でき、飲み水としての利用に最適

デメリット

  • 一度に作れる浄水の量に限りがある
  • 水道水を入れて浄水になるまでに数分かかる

結局どんな浄水器の種類がおすすめ?選び方のポイント

結局どんな浄水器の種類がおすすめ?選び方のポイント

本体の種類がこんなにたくさんあると、

結局どれを選んだらいいの?

と迷ってしまうものです。

しかし、浄水器を選ぶポイントは意外とシンプル。「何を重視するか」を考えると、自分に合った浄水器が自然と見つかります。

安さを求めるなら|浄水器の選び方

とにかくリーズナブルなものを!

と考えているなら、蛇口直結型ポット型がおすすめです。

特にポット型については、全体的に安いものが多く、すぐにでも始められるでしょう。

ポットの代表格としては、「ブリタ」や「クリンスイのポット型製品」があります。

ただし、容器の量が限られているため、料理に利用する時などでは心細いのも事実です。

料理にも浄水された水を使用するのであれば、蛇口直結型を選ぶようにしましょう。

蛇口直結型浄水器のおすすめは?コスパと機能で徹底比較蛇口直結型浄水器のおすすめは?コスパと機能で徹底比較

手間の少ないものが良いなら|浄水器の選び方

カートリッジの交換頻度が少ない方がいい人は、据え置き型アンダーシンク型がおすすめです。

蛇口直結型とは違い、使用頻度によっては1年以上交換の必要がないこともあります。

ただし、それなりに料金は高額で取り付け工事も必要となります。

そのため、手間だけでなく水の質も追求したい方に向いているといえるでしょう。

もし手間だけを考えるのであれば、蛇口直結型やポット型の方が費用を大幅に抑えることができますので、そちらを検討した方が良いかもしれません。

アンダーシンク型で代表的な商品は、「トリム・イオン・グラシア」や「クリンスイのアンダーシンク型製品」が挙げられます(据え置き型は後に紹介します)。

デザイン重視なら|浄水器の選び方

ミニマリストで極力目立たないもの、デザイン性重視で選びたいという人には、水栓一体型が最適です。

見た目がスマートなだけでなく、シャワーヘッド付きで機能面でも優れていることが多いため、シンクを使う際にも邪魔にならずにストレスフリーに使えます。

ただし値段が高めであることや、カートリッジの寿命も比較的短いことも忘れてはいけません。

これらのデメリットを超えるメリットが、その浄水器にあるのであれば購入を検討してみましょう。

水栓一体型の代表格としては、「TOTOの製品」や「タカギの製品」などがあります

性能重視なら|浄水器の選び方

そして、価格よりも性能重視な人、健康や美容を意識していて水にこだわりたい人には、据え置き型がぴったりです。

使われているフィルターの性能にも注目し、アルカリイオン水や水素水など、整水機能があるかどうかについてもチェックしましょう。

また据え置き型は、カートリッジの寿命も長く、また浄水力についても優れているのが特徴です。

そのため、値段は高くはなりますが、お子さんのいるご家庭では、とくに重宝する浄水器のタイプとなるでしょう。

据え置き型の代表格としては、「パナソニックの製品」や「クリンスイの据え置き型製品」があります。

それでも迷うなら|浄水器の選び方

中には、

そもそも浄水器って必要…?

と購入すべきか悩んでいる人もいるでしょう。

それなら、まずはポット型などお手頃価格のタイプで試してみてはいかがでしょうか。

浄水を実際に使ってみると、どんな時に使いたいかがわかってきます。

もしも飲み水としてしか浄水を使わないならポット型で十分ですし、

ポット型だと追いつかない
もっと気兼ねなく使いたい

という場合は、他のタイプに切り替えましょう。

理由なく高額なものは選ばない|浄水器の選び方

悩んでいる段階で高額な浄水器を購入してしまうと、

別のタイプにすればよかった…

となってしまい、それなりにショック度が大きいです。

種類による仕組みや性能の違いをきちんと知った上で、慎重に選ぶことをおすすめします。

浄水器を上手に使う4つのヒント

浄水器を上手に使う4つのヒント

自分に適した浄水器選びは大切ですが、実はもっと重要なことがあります。

それは「浄水器の使い方」です。

浄水器は取り付けて完了…

ではなく、そのあとの使い方次第で「安全で美味しい水を楽しめるかどうか」が決まってきます。

では、どのように使えばいいのでしょうか?上手に使う4つのポイントをまとめました。

浄水器の上手な使い方①:浄水は早めに使い切る

浄水器を使うと、浄水場で殺菌消毒するときに使われる「次亜塩素酸」が取り除かれます。

ということは、浄水には殺菌作用がなくなり、雑菌が繁殖しやすい状態なってしまうということです。

そのため、浄水器を通した水は早めに使うようにしましょう。

すぐに使わない場合は冷蔵庫で保管し、1日を目安に使い切ることをおすすめします。

浄水器の上手な使い方②:朝一に10秒間出しっぱなしにする

朝一の水は使わずに、10秒程度出しっぱなしにしましょう。

これをせずに飲んでしまうと、浄水器内の帯留水に含まれる細菌や雑菌が一緒に口に入ってきてしまう可能性もあります。

水を10秒も流して捨てるのがもったいない

と感じる人は、バケツに溜めて掃除などに活用しましょう。

浄水器の上手な使い方③:カートリッジを定期的に交換する

フィルターの働きは永久に続くわけではなく、時間とともに浄水効果が薄れてきます

製品ごとにカートリッジ交換の目安時期が決まっているため、時期を守ってきちんと交換することが大切です。

交換が面倒だからといって、劣化した状態のものをそのまま使うことはおすすめしません。

  • カビの発生を促したり
  • 知らないうちに浄水ではなく汚水を口にしていたり

などと、マイナスなことばかりとなります。

交換目安に気を配ることはもちろん、水の出方にも注目しましょう。

交換目安前でも、水の勢いが弱くなってきたら交換のサインなので、すぐに新しいものに替えることをおすすめします。

浄水器の上手な使い方④:浄水器本体を清潔に保つ

浄水器本体のメンテンナンスも重要なポイントとなります。

いくら定期的にカートリッジを交換していても、本体が不衛生だったら本末転倒です。

特に注意したいタイプが、

  • 蛇口直結型
  • 水栓一体型
  • 据え置き型

など、シンクで使うものとなります。

水の跳ね返りによって汚れが付着しやすく、汚れをそのままにしておくとカビの繁殖にも繋がります。

広範囲の部分はふきんで拭く、蛇口などの細かい部分は歯ブラシでこするなど、日々のメンテナンスはしっかり行いましょう。

浄水器の種類によっては、業者がメンテナンスを行ってくれる場合もあります。

特にアンダーシンク型など大型の浄水器は自力で掃除しづらいため、業者に依頼すると安心です。

注意

ただし、メンテナンス費用がかかるケースが多いため注意しましょう。

自分に合う浄水器を選んで生活をサポートしてもらおう

ここでは、浄水器の仕組みをメインに、種類別の特徴や自分に合うタイプの選び方、使い方のポイントをご紹介しました。

浄水が作られる仕組みを知っておくと、自分に最適な浄水器が自然と見えてきます。

そして、より安全で美味しい水を飲むために、日頃のメンテナンスへの意識もより一層高まりますね。

浄水器は、健康的な食生活をサポートしてくれる強い味方です。

ぜひ正しい知識と使い方で、上手に活用していきましょう。

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